GA4だけでは分からない『気持ち』を補う方法
GA4は行動データの分析に強力なツールですが、お客さんの「気持ち」までは教えてくれません。GA4の分析結果に、定性的な仮説検証を組み合わせるフローを整理します。
GA4を導入していても、「結局、何を改善すればいいのか分からない」という声をよく聞きます。これは、GA4が苦手な領域を、GA4だけで解決しようとしていることが原因かもしれません。
GA4が得意なこと
GA4は、「どのページで」「どれくらいの人が」「どんな行動を取ったか」という行動データの集計・分析を得意としています。離脱率の高いページ、コンバージョンに至った経路、流入元ごとの傾向など、事実としてのデータを大量に、正確に把握できます。
GA4だけでは分からないこと
一方で、GA4はお客さんが「なぜ」その行動を取ったのかという、気持ちや理由までは教えてくれません。同じ離脱率の高いページでも、その原因が「価格」なのか「情報不足」なのか「デザインへの不信感」なのかは、GA4の画面をいくら眺めても分かりません。
仮説検証のフローに、定性データを組み込む
実務的なアプローチとしては、まずGA4で離脱率やコンバージョン率が悪化しているページ・セグメントを特定し、次にそのページで「何が起きていそうか」の仮説をAI診断などで具体化し、最後に実際のお客さんへの調査や施策実施後の計測で確かめる、という流れが有効です。GA4は「どこを見るべきか」を教えてくれる羅針盤として使い、実際に「何が起きているか」は定性データで補う、という役割分担が現実的です。
まとめ
GA4の数字を眺めるだけで打ち手が見えないと感じたら、それはGA4の使い方が間違っているのではなく、GA4が本来カバーしていない領域まで求めてしまっている可能性があります。行動データと気持ちのデータ、両方を組み合わせて考えてみてください。